(桜井市)中和営繕処分場の健康被害で、学習会

 関口先生の講演を聞きました
     県議会での取組みを報告す

           今井議員(左写真
中央)
事態の深刻さに驚き!
 9月12日、学習会に参加し、これほどの被害が出ていることに驚きました。許認可権を持つ県は先ず、自らが調査し、その原因をたしかめるべきです。全国的に関係者が注目する処分場です。

9月県議会で取上げました
 今井光子県会議員は、9月13日の”環境廃棄物特別委員会”で桜井市中和営繕処分場の公害問題を取上げました。(委員会での質疑応答の内容を記載します)

 健康被害のみなさんの声を
 桜井市中和営繕処分場・・・非常に悪臭がひどくて、健康被害が出ていると1万人もの署名が奈良県と桜井市に提出がされました。前回、ボーリング調査で質問した時、県は水質の調査をしているから、また水質に問題がないから、大丈夫だ。今は考えていないという部長の答弁がありました。昨日の晩、地元の方があつまり、学習会をするということで、話を聞きに行きました。
 ボーリング調査、地下水高さ測定実施を
 話を聞いて、改めてこれは大変な問題だなと認識をしましたが、去年の2月に地元の方々が、50人の健康被害の聞き取り調査を行い、その結果報告書を桜井の保険所に提出されているが、その内容を知っているのか、確認したい。
 50人の内の14人は直接保険所に行き、健康被害の相談に行っています。
 全員が何らかの症状に該当しております。●鼻水がでる52%、●頭痛が46%、●のどの痛みが42%、●せきやたんがでる40%、●湿疹やアトピーが38%、●イライラ、落ち着かないが36%、●夜眠れない34%、●風をひきやすい28%、●目が痛い26%。住民の方は長いことここに住んでいる人は、だんだんになれており、そんなに急激な症状はでていないのですが、自覚が少ないようです。
 被害は甚大です
 桜井は良い所だということで引っ越してきた方が、引っ越してすぐに鼻血がでた。山にハイキングに行ったら、その晩に原因不明の高熱が出て、喘息がおこった。
 そして2、3日悪臭が続いたときにはとても家にはいることができず、知人の家に移ったら喘息がおさまった。と言うようなことが報告されています。
 それが何人もの方が報告されておりました。健康とか、資産価値の低下、風評被害で、ほんとうに被害は甚大であるとつくづく感じました。
 改善命令、停止命令を出したのか!?
 裁判にでもなれば許可をした、県の責任が問われる事になる。業者も水処理プラントと、扇風機、脱臭装置とかいろいろと努力をされてきているもの見てきましたが、本当に許可を下ろした4品目だけが、捨てられているということであれば、これほどの対策を講じる必要は、もとからないはずだ。
 平成10年の特別重点パトロールの報告を見ると、そのなかにでも、紙くず、木屑、古タイヤ、プラスチック、繊維くずのようなもの、マットレスというようなものが記載をされている。パトロールで指導しても聞き入れられずに、11年12月28日には、文書警告をしたと書かれております。改善命令とか、停止命令など、過去にどのような形でだしてきたのか、伺います。

 土壌は考慮されなかったのか
 この処分場の地質は花崗岩が風化したまさ土ということです。県は、この土壌について、そのような認識をしていたのか、許可をおろすときに、この土壌は考慮されなかったのかどうかについても、伺います。
 処分場の下には、あばら骨のように管をとおしまして、貯水槽に汚水がすべて集中して、浄化をしているので問題はないというようなことですが、そうであれば、ぜひ貯水槽にメモリをつけて、雨がふったときに、処分場の面積と雨量を比べましたら、ほんとうに貯水槽に集中されれば、その分の雨量は貯水槽にでてくると思います。一定、大気に行く分もありますので、全部が全部ではありませんが、まさ土ですから、全部下にもれていってしまします。
 住民の自主調査
 埋めてあるものが、過去に5品目以外のものがあり、化学反応を起こし、水などが非常に悪い状態で下流に流れていくということが、おこっていると思います。
 住民の方が、今まで調査をしてきたが、そのなかでも伝導度調査をしますと、やはり悪い値がでていると報告。これは、専門家の方に依頼をした結果が報告されています。 
専門家の調査結果
(2001年の6月に報告)調査実施は2000年の11月
 このなかで、分析結果については、処分場排水の結果についてみると、有機物汚濁の指標であるcodが26mg/lとかなり高いということがわかると、また全窒素が39mg/lと高いと、明らかに安定型処分場に投棄できない有機物を含んだ廃棄物が埋められているのではないかと、考えられる。
 恐ろしい砒素も検出されています
 最大の問題は砒素が排水基準をこえて0・34mg/l検出され、問題があるという報告が出ています。住民がボーリング調査をしてほしいと、一体なかがどうなっているのか調べてほしいという、要望がでております。そうした実態をつかんで、どういう手立てをとったらいいのか、次の対策を早急にとるべきだと思います。その点についても県のご意見をうかがいます。

生活環境部長答弁
改善をされている
 中和営繕の件ですが、実は、現在第1次の処分場は平成2年にはじまりまして、11年の4月におわっているわけですが、厚生委員会で視察をしていただきました。
 水の処理、悪臭、そうとう県といたしましても、指導をしまして、改善をされていると思っております。法的には基準値以下でございます。そういうなかで、過去、廃棄物処理法が変遷をされ、現在安定5品目でございますが、平成8年まではシュレッダーダストが合法的にうめられ、あるいは11年の6月まではセットボード、あるいはブラウン管等が埋められることになっております。
努力をしている
 県といたしましても、事実を踏まえながら、廃掃法でBODの基準値が変わりました。指導をいたしまして、浄化装置等を設置をさせたわけでございます。
 健康被害については、住民のみなさん方とは、会わせていただいております。
 保険所のほうでどういうものがでているのかは、健康部局であり把握をしてませんが、健康被害についても、訴えておられるということは承知をいたしております。
 これにつきましては、保健所、あるいは桜井市もいっしょになって、努力をしていただいております。
処分場の悪臭のためと軽々に言えない
 協議をしながら、検討いたしてまいりたい。すぐに、処分場からの悪臭のためというのは、軽々に言えることではないと思っておりますので、そういう観点からすすめてまいりたいと思っております。
 土質について、当時にどうであったか、把握をしておりません。わかるようでしたら、担当の課長から答弁をさせていただきます。伝導計の話もでました。伝導計が悪い、悪くないの外形を問うものでございますし、しかしながらご指摘は受け止めながら、対応して行きたいと思います。
廃棄物対策課長答弁 
再度確認したい
 廃棄物処理法によりますと、地盤の浸透性について検査等を要しますのは、管理型の処分場です。当時の廃棄物処理法においては、安定型の処分場において地盤の問題は法律上は規定がございません。当時の書類を、今はもっておりませんが、再度確認したいと思います。 

 ボーリング調査をぜひ
 当時、安定型は土壌についての届け出は必要なかったということですが、非常に今、問題が大きく出ております。そして専門家の方の調査の結果でも水質のところに有害物質が確認はされているという状況がございますので、やはり、住民の方々が要望しておりますボーリング調査をぜひやっていただきたい。
 先程言いました水質の高さを調べるメーターを、ぜひ取り付けていただき、本当に、集水できて、全部浄化をされて「大丈夫です」ということなのか。やはり、もれているということなのか、再度、化学的に立証していただきたい。その点で再度、お答えをいただきたいと思います。
生活環境部長答弁
地下水検査の再検討も
 土壌の件については課長が述べました。確かに地下水は大事でございますので、たぶん記憶では、平成12年くらいに廃掃法が改正になり、安定型処分場も含めて地下水検査のために井戸を堀りなさいということになりました。
 現在、すべての処分場で2カ所の鹿吸い検査をやっております。そういう土壌に対応する手立てをもっております。地下水の高さの件ですが、よくわかりませんが、住民の皆さんにとってきちっとすることが妥当であるということでしたら業者を指導しなければなりませんので、その効果がどうなのか、する必要があるのかも含めて検討したいと思います。

 行政の姿勢に問題
  健康被害が心配・・・せっぱつまった県民の声を!
 健康被害が心配されます。県民の声が届く県政にするためには、まだまだ活動を強めなければならないと痛感しています。
 ボーリング調査や水質検査は時間を置かずに実施させ、改善が行われるように全力を尽くします。